情報の価値 Google検索とキュレーションサイトの功罪

雑記

ブログをはじめる前から薄々感じていて、ブログを始めたことによって確信出来た事がある。

 

-表面上綺麗にまとめたウェブサイトは多いけれど、適当に商品案内だけしている似たようなサイトが検索上位に来る。

 

趣味のフラッシュライトで適当に検索をかけると、「おすすめの最強フラッシュライト 20選」とか、「2018年 おすすめフラッシュライト」みたいなページばかり出てくる。

適当に商品紹介をして、amazonレビューを貼り付けただけの量産されたサイト。

紹介されているフラッシュライトも、名も無き謎の中華ライトが入っていたりして、「どこがおすすめじゃいっ!」と突っ込みたくなる。

 

フラッシュライトを購入するときに考えるべき要素(配光、ランタイム等)に関する考察がすっぽり抜けていて、ただ商品が羅列されているだけに見える。

中には実際に購入して使用後、しっかりレビュー記事を書いているサイトもあるけれど、いわゆる「まとめサイト」「キュレーションサイト」が多すぎる。

 

このようなサイトが量産されるようになったのは、アフェリエイトやアドセンスといった、ウェブ媒体の広告・消費活動に対する報酬が発生するようになったからだと推測する。

(アフェリエイトはこのブログにも貼っているが、Amazonや楽天の物販について、商品販売代金の1%位の報酬が入る)

 

そのため、とりあえず何らかの商品を掲載し、そこから商品を買って貰う事を第一目的にしたサイトが量産されたのでは無いか。

 

 

Google社の使命にはこう書いてある

「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。」

Google

 

Googleが無かった1998年以前からネットを使っていた自分としては、Googleの利便性に感動した。

 

Google登場以前は、有用なサイトを見つけては、都度ブックマークをして自分でまとめておく必要があったが、Google登場以降、ブックマークが無くとも検索で欲しい情報にたどり着けるようになったからだ。

 

Google設立が1998年、アフェリエイトの始まりが1999年、アドセンスの始まりは2003年だったそうだ。

 

確かに情報へのアクセスは容易になったが、その一方で「本当に欲しい情報・価値のある情報」にたどり着く事は困難になっていないか?

そのサイトは本当に検索者に価値ある情報を提供し、幸せにしているのか?

アフェリエイト、アドセンスの報酬目的で、SEO(Search Engine Optimization)にだけ注力して、本来ウェブが果たす役割を忘れていないか?

 

個人的に、ウェブサイトの質、Google検索結果の質が劣化していると感じざるを得ない。

 

Googleは彼らの使命にしたがって日々検索アルゴリズムの最適化などを行っているようだが、Google自身が作った仕組みによって、利用者が価値ある情報にたどり着きにくくなっているとしたら、とても皮肉なことだ。

 

Google設立から20年の節目となる2018年、玉石混交のウェブの大海を前に、検索者自身の目、賢明さが試される時代だと感じる。

 

それと同時に、ブログで情報発信する以上、検索者にとって大海を照らす一灯となるようなサイトを目指したい。たとえそのヒカリは小さくとも。

 

2018/10/26

 

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