フラッシュライトの操作性と特徴 User Interface

フラッシュライト関連
カンデラ
カンデラ

(クィ、クィ、クィッ)???
ルクス、このフラッシュライト壊れているよ、スイッチ離すと消える

ルクス
ルクス

そのフラッシュライトはモメンタリスイッチね。間欠点灯用のスイッチなので、押している間だけ点灯するわ

カンデラ
カンデラ

うちのポットみたいな作りね

ルクス
ルクス

エア式のポット・・・使ってるのね・・・

 

フラッシュライトの操作性と特徴 User Interface

今回はフラッシュライトの操作性(ユーザビリティ)、ユーザーインターフェースのお話しです。
昔の白熱電球を使用した懐中電灯では、スライド式やボタン式のスイッチでオン、オフのみのシンプルな製品がほとんどでした。光源がLEDになってからは、電流制御によるLEDの出力変更が容易なことから、調光機能を備えた製品も良く目にするようになりました。

 

デザイン、光束、サイズ、色温度、メーカー などフラッシュライト選択時にはいろいろな項目がありますが、個人的に操作性、ユーザーインターフェースにはかなり上位の優先度をつけて検討しています。いくらデザインが良く、明るくても、操作しにくいとストレスになるためです。

 

フラッシュライトの点灯方式と調光方式を含めた操作性、ユーザーインターフェースには各種種類があるため、それぞれの特徴をまとめてみたいと思います。

 

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点灯方式と調光方式によるフラッシュライトの分類

フラッシュライトとして取り入れられている点灯方式、調光方式それぞれについて、主要な形式で分類してみます。

点灯方式による分類

A:モメンタリスイッチ:押している間だけ点灯するタイプ
B:クリックスイッチ:押し込むことで点灯するタイプ
 B1:フォワードクリックスイッチ:押し込みながら点灯
 B2:リバースクリックスイッチ:押し込んで指を離してから点灯
C:ツイストスイッチ:個別のスイッチを持たず本体をねじ込むことで点灯するタイプ
D:リング式:リング状のスイッチをねじることで点灯するタイプ
 

調光方式による分類

a:クリック式:クリックによる回路解放、閉塞により調光するタイプ
 a1:モードメモリ有り(前回の光束で点灯するタイプ)
 a2:モードメモリ無し(常に決まった光束で点灯するタイプ)
b:加圧式  :スイッチを押し込むことで抵抗制御し、調光するタイプ
c:ツイスト式:ねじ込みによる回路解放、閉塞により調光するタイプ
 c1:モードメモリ有り(前回の光束で点灯するタイプ)
 c2:モードメモリ無し
(常に決まった光束で点灯するタイプ)
d:リング式 
:リング状のスイッチをまわす事で調光するタイプ

 

ざっと分けるとこのくらいでしょうか?

横に点灯方式、縦に調光方式をとり、マトリクスにしてみました。

FlashLight UI

 

クリック調光、ツイスト調光モデルについては、モードメモリの有無も使いやすさに影響します。おおざっぱですが、運用用途毎に向いている点灯方式、調光方式は以下になります。
(あくまで限られたモデルを使った中での私見なので、他の意見や運用方法もあると思います)

 

点灯方式
・普通の懐中電灯として使いたい
 → クリック点灯方式
・間欠点灯での運用をしたい
 → モメンタリ点灯方式
・本体をコンパクトにしたい
 → ツイスト点灯方式
 
調光方式
・単純な操作にしたい
 → シングルモード(調光無し)
・素早く操作をしたい
 → 加圧式、フォワードクリック
・調光する頻度が比較的少ない
 → メモリ有り(※)、またはMidスタート(ツイスト、クリッキー)
・調光する頻度が比較的多い
 → リング調光
・暗い場所で使う機会が多い
 → Lowスタートモデル(ツイスト、クリッキー)
・明るい場所で使う、眩惑用途
 → Hiスタートモデル(ツイスト、クリッキー)
 
※ メモリ有りの機種については点灯前に出力を把握出来ず、シングルモード的な運用が楽だと感じたため、調光する頻度が低い場合に適していると記載しています。特に気にならない場合は、この限りではありません。(前回点灯時の明るさを忘れてしまうのです・・・)
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点灯方式と調光方式毎の特徴

先ほどのマトリクスを元に、各点灯方式と、調光方式毎の特徴を実例を交えながら見てみましょう。

モメンタリ点灯方式

特徴:
・押している間だけ点灯するスイッチ
・主に、Law Enforcement、法執行機関等で好まれるスイッチ
(ライトから指を離すと消灯するため、暗闇で誤ってフラッシュライトを落とした場合に検知されにくい)
・常時点灯向きではないことから、光束維持は切り捨てて、初期光束に重点を置いたモデルが多い
・調光無しのモメンタリスイッチは単純なため、故障しにくい
・即応性を維持しつつ調光による利便性を得るために、加圧式やツイスト式などの調光方式と組み合わせたモデルもある

用途:
・常時点灯ではなく、必要な時にのみ素早く点灯したい場合に適合
(積極的に消灯状態を作りたい場合等)

 

A:モメンタリ点灯シングル
例:SUREFIRE 6P、Z2、C2等
調光機能を持たない間欠点灯のみのライト
スイッチの締め込みにより常時点灯も可能

・操作が単純で迷いがない
・スイッチの構造が単純である事から、壊れにくい
・慣れていないと常時点灯方法に気がつかず、他人に貸すフラッシュライトとしては不向き
6Z

SUREFIRE 6Z

運用所感:
400-500lmほどのH2T雷光壱眼 XPLを入れています。押せば毎回同じ明るさで点灯するというわかりやすさから、ほどほどの明るさのモジュールを入れておくと普段使いもしやすいです。
テールスイッチはシンプルすぎて、壊れる気がしません。

 

A-b:モメンタリ点灯+加圧調光
例:SUREFIRE A2、L1、LX2、EB-T系、EDC-L系等
Aのスイッチに押し込み具合による抵抗値切り替えを追加し、調光できるようにしたモデル
スイッチを締め込むことで常時点灯も出来るため、Lowで常時点灯しつつ必要な時に押し込んでHi点灯という使い方が出来る
また、ある程度緩めておくことで、押し込んでもLowのみ点灯させるような使い方も可能

・押し込みのみで点灯のため、即応性が高い
・調光の利便性(押し込み加減でLow、Hiの切り替え可能)
・慣れていないと常時点灯方法に気がつかず、他人に貸すフラッシュライトとしては不向き
・テールスイッチで抵抗制御するため、Aに比べるとスイッチの耐久性には劣る
EB1

SUREFIRE EB1-T

運用所感:
1セルで比較的小型のため、出かける際に持ち歩くことが多いモデルです。モメンタリの即応性に長時間駆動可能なLowモードが付いているため、電池も割と持ちます。
テールを何回転かさせないと常時点灯しないので、使う人によっては不便かも。

 

A-c:モメンタリ点灯+ツイスト調光
例:SUREFIRE E2T-MV
点灯はテール部分のスイッチ、調光はヘッドの締め込みによって行う方式

・押し込みのみで点灯のため、即応性が高い
・テールスイッチの押し込み加減で出力が変化しないため、シングルモード的な運用がしやすい
・スイッチ自体に抵抗器を持たないため、A-bの加圧調光よりも耐久性は高い
・調光の即応性はA-bの加圧調光に劣る
(締め込みを調整することで、ヘッドを横から押すだけでHiにするような運用も可能)

 

A-bd:モメンタリ点灯+加圧調光+リング調光
例:SUREFIRE UB3T
加圧による調光と、リングスイッチによる調光を合わせた形式
通常、加圧調光では2段、多くても3段までの調光段数が多いが、リングスイッチを搭載する事で調光段数を増加させたモデル

・押し込みのみで点灯のため、即応性が高い
・リング部分での調光も可能なため、汎用性が高い
・複数の調光機構を持つため、サイズが大きめ
・リング+テールスイッチで抵抗制御するため、Aに比べるとスイッチの耐久性には劣る
UB3T

SUREFIRE UB3T

運用所感:
二段階加圧にロータリーでの8段調光が組み合わされたモデルです。ロータリーではLow時の光束をプリセット出来ます。押し込むと常にMaxで点灯します。かなり理想に近いUIなのですが、3セルかつヘッドが大きいため、あまり持ち出す機会がありません・・・(同じUIで2セルのUA2、UB2が出たら全力で買います)

 

クリック点灯方式

特徴:
・懐中電灯、フラッシュライトとして、おそらく最も一般的なスイッチ形式
・押し込んで常時点灯という動作のため、初めての方でも操作しやすい
・各種調光方式との組み合わせも容易なため、多彩なモデルが存在する

用途:
・汎用性が高い点灯方式のため、あらゆる用途に適合

 

B1:フォワードクリック点灯シングル
例:SUREFIRE E1E、E2E、FURY-DFT、G2Z-MV、GENTOS パトリオ6等
スイッチ押し込みで固定され、連続点灯する

・一般的なスイッチなので誰でも使いやすい
・押し込んでスイッチが固定される前に通電、点灯するため、押し込み加減を調整することで間欠点灯も可能
・目立った欠点なし
(超長期間の運用でスイッチ内部が摩耗し、固定が効かなくなる場合があるようです)
E2E

SUREFIRE E2E

運用所感:
互換キセノンバルブ(Tad Custom A3712)を入れています。6Zと同じく常に同じ明るさで点灯するため、調光に関するストレスがなく普通に使いやすいです。キセノンバルブのためLEDに比べ燃費は悪いですが、16650運用なのであまり気になりません。
人に貸すライトのスイッチ形式としてもオススメ。

 

B2:リバースクリック点灯シングル
例:GENTOS DM-031B、PELICAN 3315等
B1と同じく連続点灯できるスイッチとして一般的だが、こちらはスイッチを押し込んで、指を離してから点灯するスイッチ

・一般的なスイッチなので誰でも使いやすい
・間欠点灯は出来ない。(点灯中に半押しする事で間欠消灯は可能)
DM031B

GENTOS DM031B

運用所感:
間欠点灯が出来たパトリオ6までのフォワードクリックスイッチの方が使いやすかったです。配光と光束は改善しているため、フラッシュライトの「光」という観点でみると、こちらの方が総合性能は高いと思います。(ガワは薄くなった・・・)
こちらも点灯に特殊な操作が不要な為、人に貸す場合のライトとして、わかりやすいスイッチです。

 

B1-a:フォワードクリック点灯+クリック調光
例:SUREFIRE G2X PRO、FENIX PD系、LD系、NITECORE MT系、STREAMLIGHT PROTAC系
点灯用のスイッチと調光用スイッチを兼用、または調光用に独立したスイッチを設けた形式
調光スイッチ兼用モデルは、押し込んで点灯、一度消灯させてすぐに再点灯させることで調光する

調光には素早い押し込みでのOFF/ONが必要という操作性を改善するため、調光用に独立したスイッチを設けるモデルも多くなってきた
独立調光スイッチモデルは、テール側のメインスイッチで点灯後、ヘッド側面の調光用スイッチを押すことで調光する
(ZebraLightなど、スイッチのダブルクリックや、スイッチを押し続けて調光するモデルもある)

・一般的なスイッチなので誰でも使いやすい
・B1同様半押しでの間欠点灯が可能
・ヘッド側にサイドスイッチがあるモデルは、順手持ちでの調光が可能
・調光プログラムによっては、調光ボタンを何度も押す必要があり操作が煩雑
・サイドスイッチで電源と調光を兼ねているモデルでは、スイッチを手探りしてしまう場合がある
・モードメモリ付きの場合、事前に出力レベルを把握出来ない
LD12

FENIX LD12

運用所感:
サイドスイッチは調光しやすいのですが、LD12などモデルによってはLow->Mid->Hi->Turbo->Low…という繰り返しで、常に一方向への調光です。そのため、MidからLowにする場合には、一度Turboを挟んだ3回の調光操作が必要であり、直接MidからLowに移行できないのは不便な場合もあります。(HiやTurboにしたくない時など)
モードメモリ付きなので、点灯させるまでどの出力で点灯するのか事前把握出来ない為、すこし不便を感じました。(前回点灯時の出力を覚えていればOK)

 

B2-a:リバースクリック点灯+クリック調光
例:EAGLETAC D25系、LUMINTOP ED20他、FOURSEVENS Quark PRO系
リバースクリックスイッチは半押しで調光が可能な事から、メインスイッチと調光用スイッチを兼用しているモデルで比較的良く取り入れられている
なお、リバースクリックスイッチの構造上、完全に押し込まなくても回路が開いて調光動作が可能であるため、調光用の独立スイッチを設けたモデルはない(と思う)

・一般的なスイッチなので誰でも使いやすい
・個別の調光ボタンがないため、筐体機構はシンプル
・間欠点灯が出来ない
・調光プログラムによっては、調光ボタンを何度も押す必要があり操作が煩雑
・モードメモリ付きの場合、事前に出力レベルを把握出来ない
 (リバースクリックはモードメモリ無いモデルの方が多いと思います)
D25A

EAGLETAC D25A Ti

運用所感:
こちらはテールが点灯と調光を備えているタイプです。D25Aは調光プログラムがよく練られており、常時Lowスタートで短いタップで明るい方への調光(Low->Mid->Hi)、長押しでLowに戻すことが出来ます。MidからLowに直接調光出来るのは便利です。また、ヘッドツイストでTurboに入るため、ツイストしておけばTurboの1モード的な使い方も出来ます。D25シリーズはリバースクリッキーを持つライトのUI、プログラムとして、なかなか完成度が高いと感じます。

 

B1-c:フォワードクリック点灯+ツイスト調光
例:ELZETTA Hi,Lowスイッチモデル、FOURSEVENS Quark TACTICAL系
フォワードクリックスイッチで点灯、ヘッドまたはテールスイッチのツイストで調光するモデル
加圧調光と同様、抵抗切り替えによる電流制御で調光するタイプで、抵抗切り替えを押して行うか、ひねって行うかの違い
A-c:モメンタリ点灯+ツイスト調光のE2T-MVをクリックスイッチにしたようなイメージ

・事前に締め込み具合を調整しておくことでA-c同様シングルモード的な運用がしやすい
・点灯時にライト軸方向への入力+ひねる動作が必要なため、調光の即応性は加圧調光に比べ落ちる
ALPHA

ELZETTA ALPHA

運用所感:
EB1をクリックスイッチにしたような感じです。テールスイッチ内部に突起が有り、テールをねじ込んで突起が押されることでHiに入ります。慣れると片手で調光操作ができますが、あまり頻繁に調光させる運用には向かない気がします。
(Elzetta社のツイートで、Hi状態から少しだけゆるめてLowにする事で、テールを横から押せばHiになるというTipsが出ています。Low運用で時々Hiにする場合は良いかもしれません)

 

B1-d:フォワードクリック点灯+リング調光
例:SUREFIRE U2、UM2、NITECORE IFE系、SRT系、SANWAYMAN V10系、HDS ロータリー
フォワードクリックスイッチで点灯、ヘッドまたはテール部分のリングで無段階、または多段階調光を行うモデル
テールスイッチを押して点灯、リングをまわして調光と、2つのスイッチを備えたモデル

・リングの物理的な操作で調光するため、直感的に操作しやすい
・ある出力を起点にして上にも下にも出力変更出来る
・テールスイッチに加えてリング機構も持つため、サイズが大きくなりがち
・リング部分が水分や砂を噛むと、操作性が悪化する場合がある
UM2

SUREFIRE UM2

運用所感:
複数の調光段数を持ち、調光もしやすいことから、タスクに応じた光束に切り替えることで汎用性の高い運用が出来ます。調光機会が多い場合に便利なタイプです。多段調光のため、ランタイムの把握がしにくいという欠点はありますが、個人的にこのタイプの調光方式は最も好みです。

別のリング調光モデルで、リング部分が水に濡れて調光の節度感が落ちたことがあります。水場や砂が多い場所での運用にはあまり向かない気がします。

 

ツイスト点灯方式

特徴:
・ボタンなどの露出したスイッチがなく、本体をねじって点灯させる
・構造が単純で軽量に出来ることから、単三やCR123A 1本までの比較的小型のライトに取り入れられることが多い
・スイッチを持たないことから耐久性、防水性は高い傾向にあるが、ねじ部に負担がかかりやすい

用途:
・本体を小型に出来ることから、キーライト用途に適合

C:ツイスト点灯シングル
例:FENIX 05(旧)
ねじ込みで点灯し、調光機能を持たないモデル

・シンプル、軽い
・特になし
E05

FENIX E05

運用所感:
キーライトとして長年使ってきました。キーライト用途では1モードで十分でした。点灯不良を起こすようになったため、現在は使っていません

 

C-b:ツイスト点灯+加圧調光
例:PEAK LED SOLUTION Eiger QTC
QTC:Quantum Tunneling Compositeと呼ばれる、圧力をかけると通電し低抵抗になる素材で調光している
QTCは電子制御ではなくアナログによる抵抗変化であるため、締め込んだ時と緩めたときの圧力の差などで調光具合が不安定になる場合がある
(Eiger QTCの加圧はツイストして行われるため、下のC-cに入れた方が適切かもしれませんが、QTCが加圧で抵抗値を変化させるという特徴的な調光のため、こちらに入れています)

 

C-c:ツイスト点灯+ツイスト調光
例:SUREFIRE TITAN(現行)、FENIX E05(現行)、LUMINTOP EDC01、McGIZMO Aqua系
ねじ込みで点灯し、点灯中再度素早くねじって回路を開け閉めすることで調光する方式
独立したスイッチを持たず構造が単純で軽量に出来ることから、調光機能を備えた小型のライトに取り入れられることが多い

・シンプル、軽い
・初めての人は調光方法が分からない可能性有り
EDC01

LUMINTOP EDC01

運用所感:
家族のキーライトとして使っています。3段調光ですがメモリ無しの常にMidスタートのため、E05のように1モード的な使い方が出来ます。HiとLowはあまり使う機会はありませんが、いざというときに長時間駆動できるLowがあるのは安心感につながります。

 

リング点灯方式

特徴:
・リングやノブ状のスイッチをまわして点灯させる方式
・リング操作に調光機能を合わせたモデルが多く、ペツルやタジマの一部のヘッドランプにも採用されている
・ボタンスイッチがないことから、全長を比較的短く出来る

用途:
・リングに点灯と調光をまとめられるため、比較的頻繁に調光が必要な用途に適合

 

D-d:リング点灯+リング調光
例:SANWAYMAY M11R、JETBEAM TCR1等
リング部分に電源と調光をまとめたモデル
一定方向にいっぱいまで回すとOFF、逆に回すとON、Low、Mid、Hi、または無段階に調光する

・リングが電源スイッチも兼ねているため、ひねる操作だけで点灯から調光まで可能
・リングが緩むと誤点灯しやすい
・リング調光の分、ツイストスイッチよりもサイズは大きくなりがち
TCR1

JETBEAM TCR1

運用所感
チタンモデルのため電池室をゆるめてロックアウト出来ず、誤点灯していたことがありました。調光自体は使いやすいのですが、個人的に点灯スイッチと調光リングは別々の方が好みです。

 

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終わりに

シンプルなモメンタリ、調光しやすいリング式など、皆さんはどのような点灯方式、調光方式がお好みでしょうか?

何かに特化した運用用途であればフラッシュライト選びも比較的簡単ですが、機能性、汎用性を持たせれば持たせるほど、それが弱点となる場合もあります。(調光の機能性を付与することで、操作性や堅牢性、信頼性が低下する、等)

 

各種点灯方式、調光方式には一長一短がありますが、最近はモードメモリ付きのライトが使いにくく感じるようになってしまいました。シングルモード、メモリ無し、加圧式、リング式等は点灯前からライトがどの出力で点灯するのかが把握出来ます。しかし、モードメモリ付きのライトについては、前回点灯時の明るさを覚えていないと、どのレベルで点灯するのかが事前に分からず、若干のストレスを感じました。

そのため、サイドスイッチのモードメモリ付きライトの場合は、自分の使う出力レベルをなるべく一定にしておき、点灯前に出力レベルを把握出来るように心がけています。

その点、シングルモードは何も考えずに点灯すれば良いだけなので、脳への負担は少ないと感じます。

 

点灯方式と調光方式は使いやすさに直結するため、それらの特徴と、ご自身の運用用途を考慮してフラッシュライトを選択する必要がありますが、全てを満足させるフラッシュライトはなかなかないので、用途毎にフラッシュライトを複数モデルに分けるというのも良いかもしれませんね。

 

使用状況や職務に応じて、最適な点灯方式、調光方式を選択したいものです。

それでは!

 

2018/11/28

 

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